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表参道で働くシニアのブログ

「世界に壁を見る 𠮷田穂高展」を三鷹に見てきた

三鷹はふだんそんなに用事があるような駅ではないし、いつぶりだろうか思い出せないほど久しぶりに下りてみたらきれい改装されてて驚いた。三鷹市市民ギャラリーは駅前スーパーみたいなショッピングビルの最上階で、立地的に不安だったけどふつうに展示施設で安心。だた、天井があまり高くないので展示できる作品は限られそう。

1995年に亡くなった版画家、𠮷田穂高の回顧展。良かった。世界のいろんなところで特になんの由緒もない古びた壁を写真を撮り、写真製版して版画で刷るという変わった手法で作られた作品。彩色は木版みだいだ。これが良いのだけど、こういう手法をはじめるのが60代になってからだけで、ほかには20代のころのシンプルに抽象な作品もよかった。