in between days

表参道で働くシニアのブログ

ぼくが考えた「ビジュアル系」の定義

question:1173598385で「ビジュアル系とパラパラは日本発祥の文化」という提言がなされていたわけですが、パラパラはともかくビジュアル系はまさしく日本発祥の文化だろうということを某所で書いたところ高名な音楽雑誌編集者に「かなり正しい認識だお☆」とお墨付きをいただいたのでうれしくなってここに貼ってみるテスト

たとえばUP-BEATってバンドならボウイ大好きが高じてああなったとか、メタルならメタル、ゴスならゴス、パンクならパンクで元ネタというかリスペクト元の人たちがちゃんとあって、その音楽ジャンルのスタイルに合わせた格好をいちおうしてきたはずで、それは英国音楽シーンにおけるトライブ(族)とファッションの関係を正しく「輸入」して日本で展開するという心がけがあったようにおもうんですよ。80年代中期までは。
ところが千葉のほうから出てきたあるひとたちを中心にして、とにかく目立てばええやんっつーことでメタルもパンクもグラムもなんでもいいとこどりでもらってきて、自分たちの出自である「ヤンキー」文化の上にちょうどヤン車のタケヤリやロケットカウルみたいにゴテゴテと飾り立てていったことから生まれた、英国に根を持たない英国風ゴシックロックファッションっつーのが日本に誕生したわけでして、それが「ビジュアル系」とゆうのだと私は解釈しております。
その女子版である「ゴスロリ」にしても同様じゃないかなーと思ったりするです。あとよくビジュアル系の元祖みたいに言われやすいBUCK-TICKはその出自となるネタ元(ポジパンからインダストリアル系へ)がとても見えやすいという意味でビジュアル系ではないとおもった。