in between days

表参道で働くシニアのブログ

大津絵、東急東横、横浜、ちゅうがえり、インターネッツ、超工芸、再構築、人知れず表現し続ける者たち、2020年9月の展示

20展示くらいあります。Googleフォトを貼りやすくなったので便利。

北脇昇 一粒の種に宇宙を視る

東京国立近代美術館で10月25日まで開催されていた企画展。数学的な抽象表現。戦前の作品というのが意外なきもするけれど、カンディンスキーと同時代と考えればそうかというきもする。

北脇昇 一粒の種に宇宙を視る | 東京国立近代美術館

MOMATコレクションで見た古沢岩美〈餓鬼〉がすごい作品だった。1952年。

MOMAT コレクション | 東京国立近代美術館

もちろんピーター・ドイグ展も見たけど、そちらは6月に見たときに書いてるので割愛。

ポーラミュージアムアネックス展2020(前期)

コロナ禍で中止になっていた展示が再開されたので見にいったんだけど、この前期は開会してすぐ休館になったわずかな期間に実は見てたということに入ってから気づいた。

ポーラ ミュージアム アネックス展2020 -真正と発気-

ベゾアール(結石) シャルロット・デュマ展

銀座メゾンエルメス フォーラムにて。映像作品多め。馬が美しい。よかった。

「ベゾアール(結石)」シャルロット・デュマ展 | エルメス

もうひとつの江戸絵画 大津絵

東京ステーションギャラリーにて。今年いち下手な絵を見る。

明治大正期の江戸ブームとか民藝運動とかの文脈で再評価される過程が解説されていておもしろかった。当時の看板を持ってる北大路魯山人はさすが半端ねえ。

もうひとつの江戸絵画 大津絵 | 東京ステーションギャラリー

サンキュートーヨコシブヤ

渋谷の東急東横店解体に伴うアートプロジェクト。9月25日終電をもって閉鎖されるJR玉川改札とマークシティの連絡通路でもあった西館構内が23日から閉鎖までのわずか3日間だけ、ストリートアートで彩られた。

この日たまたま出社していて、しかも表参道から銀座線でケータイを開いたらディスカバーがおすすめしてきた記事に出ててグーグルの地域検索すごかった。

渋谷 東急東横店・JR玉川改札解体に伴うアートプロジェクト「#391045428 (#サンキュートーヨコシブヤ)」開催 – ADFウェブマガジン|ADF Web Magazine

明治錦絵×大正新版画 世界が愛した近代の木版画

神奈川県立歴史博物館にて。ノエル・ヌエットという新版画の作家が好きで、川瀬巴水、土屋光逸とあわせて特集されていてよかった。

令和2年度特別展 明治錦絵×大正新版画 世界が愛した近代の木版画

事前予約などはなかったけれど、入館人数を限っていたため退出した人数だけ入場できるという仕組みで、会期末が近かったからか切符を待ってから三密なロビーでけっこう待たされた。

BankART LifeⅥ 川俣正「都市への挿入」

BankART Station、BankART Temporary、馬車道駅構内にて展開。工事中のようだが作品である。おもしろい。

BankART LifeVI「都市への挿入」川俣正

川俣正「都市への挿入」(BankART Station、BankART Temporary、馬車道駅構内)

天気がよかったので散歩がてらブラブラと「黄金町バザール2020」も見てきました。横トリとBankARTと一緒の切符があったので。

黄金町バザール2020 -Artists and Communitie

ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW 光の破片をつかまえる

横浜美術館と周辺にて。映像作品や体験作品をしっかり見ないといけないんだろうなあとおもいつつ、そういう意味ではちゃんと見れたのはほんの少し。クレイアニメーションのガムランのすごくよかった。あれ無料ゾーンなのすごいな。

ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」

鴻池朋子 ちゅうがえり

アーティゾン美術館にて。雪に埋まって「とっても大好きドラえもん」を熱唱する動画を再見できてよかった。ドラえもん展で見たときはなんだこれ……ってかんじだったけど改めてみると自然との対峙の仕方がすごい。メインの回廊は登っていくときのワクワク感が半端なかった。

石橋財団コレクション×鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり

あわせて企画展とコレクション展も。

第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館展示帰国展 Cosmo-Eggs|宇宙の卵
特集コーナー展示 新収蔵作品特別展示:パウル・クレー
特集コーナー展示 印象派の女性画家たち

高松聡「FAILURE」

北青山に設立したオフィスでの展示になるのかな。ロケットすごいかっこいい(小並感)。

FAILURE SATOSHI TAKAMATSU

狩野派展(後期)

本門寺は江戸狩野派の菩提寺だったらしく、作品も多く残されているというので、探幽以降のいわゆる狩野派らしい江戸狩野が当主順に並んでいるのがよかった。ひとくちに狩野派といっても人によって特徴ややりたいこととかあったんだな(小並感)。

池上本門寺ウェブサイト - 霊宝殿の展示

エキソニモ

東京都写真美術館にて。よく考えたら「写真美術」ではないようなきがする。インターネッツだなあ。古き良きグリッチから、新しい「ゲーム内で自機が死ぬとピアノが鳴る」やつすごくよかった。仮想と現実が仮想的につながっているかんじで。

液晶ディスプレイに色を塗ってる作品。中央のオブジェクトだけが実はディスプレイに表示された映像で、つまりこの作品は背景だけが上から描かれているというへんな構造になっていて常識が裏返ったような気持ちになった。

エキソニモ UN-DEAD-LINK アン・デッド・リンク インターネットアートへの再接続

あわせて「あしたのひかり 日本の新進作家 vol.17」展も。

あしたのひかり 日本の新進作家 vol.17

和巧絶佳展令和時代の超工芸

パナソニック汐留美術館にて。最近ちょっと工芸やばいという気持ちになってきてる。同時代感があるのはいいなあ。

和巧絶佳展 | パナソニック汐留美術館

SHINJUKU_RESOLUTION(森山大道×YOSHIROTTEN)

伊勢丹新宿店にできた「イセタン ザ スペース」というこれはギャラリーなんだろうか? 特設コラボアートグッズ売り場+αというかんじもある。

新旧の文化が共存する街・新宿を新たな解像度で捉える
森山大道とYOSHIROTTENの視点で追体験する、新宿の魅力。

Re construction 再構築

練馬区立美術館にて。これ面白かった! 作家のひとりがすごく気になった。流麻二果@manikanagareさんというひと。

練馬区立美術館開館35周年記念 Re construction 再構築


紫幹翠葉 百年の杜のアート

明治神宮ミュージアムにて。実はこのあとで練馬区立美術館に行ったんだけど、こういうたまたま続けて見た展示で同じ作家の作品が続けて出てると感動する。

神宮の杜芸術祝祭 | 「紫幹翠葉(しかんすいよう)−百年の杜のアート」

あるがままのアート 人知れず表現し続ける者たち

東京藝術大学大学美術館にて日本のアールブリュットの展示。NHKがBSで展開している「人知れず表現し続ける者たち」シリーズとの連携。いちばん気に入った作品がたまたま撮影不可だった。

特別展「あるがままのアート -人知れず表現し続ける者たち-」|NHK

あわせて「TURN on the EARTH わたしはちきゅうのこだま」展

TURN on the EARTH ~わたしはちきゅうのこだま~ │ TURN

そして「彼女たちは歌う」展を見た。陳列館には初めて入ったけど歴史があってすごい。

「彼女たちは歌う」 Listen to Her Song | 東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2020

いまの暮らしに、健やかな美を。 民藝展

日本橋高島屋S.C.の催事なんだけど、一角にちょっとした展示コーナーがあったので立ち寄ったついでに見てきた。

高島屋で「民藝展」が開催。『美術手帖』とコラボレーションした青柳龍太やアウト・オブ・民藝の展示に注目|美術手帖

アウト・オブ・民藝 改訂版

アウト・オブ・民藝 改訂版